十三湖のしじみについて

十三湖のしじみは年中水揚げされ、ヤマトシジミの中では最も美味しいと言われております。その中でも6月〜8月にかけてしじみは産卵時期に入るため身が肥えて、しじみ汁はもちろん、バター炒めや酒蒸しで召し上がると最高の食感を楽しむことができます。また1月〜2月は「寒しじみ」と言って、冷たい湖水の中で耐えようと身に美味しさのもととなるアミノ酸を増やします。味噌汁で召し上がると最高のダシが味わえます。
十三湖が育む天然のしじみを収穫していますので、身の肥え方・うまみ成分が時期により変化します。折々の味をお楽しみください。
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ここ津軽十三湖には、つがる市(旧車力村)と五所川原市(旧市浦村)の二ケ所の浜からしじみ漁の船が出ます。漁期はこの二つの漁協で厳しく決められていて、毎年4月10日から10月の15日まで、時間も午前7時から午前11時までに限られているのです。また一日の収穫量も制限されています。決められた漁期以外は各漁師ごとに決められた自分だけの区域で漁をします(この場合は時間や収穫量は自由です)。

長い棒の先にステンレスで作られた四角い籠が取り付けられた「ジョレン」を船尾から湖底に降ろし船を走らせます。ある時は真直ぐに、そして次ぎには大きな円を描くようにゆっくりと湖上を走らせながら「ジョレン」で湖底をすくって行きます。長年の勘によるこの走らせ方が収穫量を大きく左右するのだそうです。

湖底から引き上げた「ジョレン」にはしじみと混じって他の貝や小さすぎて出荷できないしじみもあります。そこで「から落とし」というステンレスの細い棒が格子に組まれた八角形の筒状の籠に入れ、回転しながら出荷できるしじみだけを選びそれ以外のものは湖へ戻します。 「ジョレン」にしても「から落とし」にしてもつがる市(旧車力村)の漁師が考案したもので今はほとんどのしじみ漁で使われているそうです。

しじみ亭奈良屋では、しじみを大きさ毎に選別してお送りしております。
現在の大きさは、下記の通りとなっております。
![]() 中粒 18〜23ミリ |
![]() 大粒 24ミリ以上 |
![]() 特大粒 35ミリ以上 |
今後とも「十三湖しじみ」をよろしくお願い申し上げます。